煮つけを煮崩れしないように上手に炊くにはある程度の量を一度に炊くほうがうまく炊けます。煮ものは時間がかかると思われがちですが、地元でとれた旬の野菜はびっくりするくらい早く炊けます。長距離を輸送されてきた外国産の野菜ではこうはいきません。最近は電子レンジでチン!などと簡単に調理する方法が薦められていますが、やはり鍋に煮汁をいれてガスで煮るのがいちばんです。電磁調理器で加熱したものの味は一段落ちます。
作りやすい量で(小鉢に盛ると8人分)
- カボチャ 約600g 1個(カボチャの種とワタを除き大きめの一口大に切ったもの)
- 昆布とかつおの出し汁 600cc
- 酒 50cc
- みりん 50cc
- 濃口しょうゆ 50cc
- 砂糖 60g
作り方
① きっちり並べるように鍋にカボチャをいれる。調味料その他の材料全てをその上から入れる。(煮汁がカボチャにかかりひたひたになるサイズの鍋を選ぶ)
② 鍋を火にかけ(強火)、沸騰してきたら落としブタをし、さらにその上に鍋ブタをかけ、弱火にし12分煮る。
③ カボチャに竹串を刺して中まで柔らかくなったことを確かめ、再度ふたをして余熱で味がしみ込むまでしばらく置く。
コツ・ヒント
煮物が上手に炊けると、そのカボチャを使った料理のバリエーションが広がります。今回のかぼちゃの煮つけを使って、上に鶏そぼろ餡をかけたら主菜の一品に。厚揚げ人参ゴボウなどの煮ものととりあわせて根菜類の炊き合わせなどのメニューにリメイクしてみて下さい。