この予防医学の考えが広まるにつれ、食品分野で薬効が期待されるものに注目が集まってきました。
さまざまな健康食品や、外国から入ってきた耳慣れないお茶などが薬屋の店頭に所狭しと並べられています。しかしこれだけ多くの商品が出回ると、なにをどれだけ、どういう症状の時に適合したらよいかがわからなくなってしまい、かえって不安をつのらせます。
反面、からだに良いものは数えきれないほど多くの人に愛飲され、現在に伝えられてきた貴重な臨床経験済みのものです。
その代表的なものに「ハトムギ」があげられます。ハトムギは漢方名で「ヨクイニン」といわれ「大和本草」にも”効能多シ、上品ノ葉ナリ、食ニモ薬ニモ用ユ”と記載されております。
このゆでハトムギが基本になります。
1.水がきれいになるまでよく洗う | |
2.一晩たっぷりの水につける。 (急ぐときは、1時間くらい水につけてゆっくり炊いてもいい。) |
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3.つけておいた水をすてる。 | |
4.新しく水をかえて、ハトムギ1:水4ぐらいの割合で炊く。 | |
5.沸騰したら弱火にして、コトコト芯がなくなるまで炊く。 | |
6.そのまま使用します。一度にたくさん作っておき、冷凍または、冷蔵庫に入れて保存すると便利です。 |
●水がきれいになるまでよく洗う。
●たっぷりの水につけ水分を含ませる。
●芯がなくなるまで柔らかくゆでる。
●味つけをしたほうが食べやすい。
●油との相性がいいので上手に組み合わせる。
●主食にも副食、おやつに幅広く利用できます。
合挽き肉・・・・300g
玉葱・・・・・・ 中1個
ゆでハトムギ・・100g
パン粉・・・・2/3カップ
牛乳・・・・・3/4カップ
塩、こしょう、ナツメグ・少々
★ボールにひき肉を炒めた玉ねぎと残りの材料を全部入れて、手で粘りが出るまで混ぜる。
★4つに分けて、小判型にととのえ中央をくぼませます。
★フライパンを熱して油を引き、中まで火が通るように焼く。
ゆでハトムギ・・・150g
とうもろこし缶詰・・60g
かえりちりめん・・・60g
人参・・・・・・・・60g
玉葱・・・・・・・・ 1/2
大根おろし・・・・・ 少々
卵・・・・・・・・・ 1個
小麦粉・・・・・・1カップ
塩少々、油適宣
★卵をほぐし冷水をカップ3/4加え、小麦粉をサックリと混ぜて衣を作ります。
★ゆでハトムギ、かえりちりめんじゃこ等のかき揚げの材料と衣を混ぜ、玉じゃくしに適量づつのせて油に落とし入れて揚げます。
★揚げたてのアツアツは、家族で取り合いをする程おいしく、ハトムギの大ファンになることでしょう
胃にやさしい健康食として昔から愛用されている”おかゆ”にハトムギを1~2割混ぜる。
★ごはん
炊飯器でお米を炊く時に「ゆでハトムギ」を適当に入れ二度炊きする。
★カレー
普段作るハトムギと同じ要領です。カレーのルーにハトムギを入れても、ハトムギごはんにしても同じです
お子様の大好きなカレーに、ゆでハトムギを入れると知らず知らずのうち「医食同源」に
★サラダ
季節の野菜を色どりよく取り入れたサラダにゆでハトムギをふりかけ、お好みのドレッシングをかける。
★ひじき
水にもどしたひじき、千切りにした人参、アゲ、ゆでハトムギを油で炒め、だしを加えて5分程煮る。
酒、みりん、しょうゆを加えて味をととのえる。ゆでハトムギの量は、お好みで加えて下さい。
★オムライス
具と一緒に”大さじ2杯程のゆでハトムギ”を炒めます。味のついたご飯はおいしく食べることができます。
★チャーハン
油を十分熱して、強火で手早く炒める。彩りよく野菜を使うと見た目にもおいしくいただけます。
ふんわり炒めた卵を入れ、仕上げにしょうゆをなべ肌から落とし入れ、風味をだす。
材料<4人分> | ハトムギ粉末:50g 白玉粉:50g 水:80cc |
1.ボールにハトムギ粉末と白玉粉を入れてよく混ぜます。 | |
2.水を少しづつ加えて、 耳たぶくらいのかたさに練り食べやすい大きさに丸めて団子を作る。 |
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3.一口大にまるめ、火が通りやすいようにまん中をへこませる。 | |
4.ナベに湯を沸かし、団子を入れ、浮き上がってきたら3分ぐらいゆでてから取り出す。 | |
5.水にとり、さます |
野菜の煮物にも、ハトムギ団子を入れます。
市販の小豆の缶詰を使うと便利です。
小豆やハトムギは、むくみに効果的です。
生地を作る時、小麦粉に2割程ハトムギ粉を混ぜます
手作りクッキーやパンにも生地に1~2割混ぜます
ハトムギ粉・・・・35g
薄力粉・・・・・・35g
牛乳・・・・・・1カップ
卵・・・・・・・・・1個
三温糖・・・・・小さじ1
ジャム、生クリーム・適宜
フルーツ(イチゴ、バナナ、キウイフルーツなど
★ボールに①の粉、ときほぐした卵と紅花油を入れて、牛乳を少しずつ加えながら混ぜる。
★ラップをかけ1時間以上冷蔵庫でねかす。
★ホットプレートでタネを薄く均一になるよう流し入れ、弱火で1~2分焼く。
クッキングポイント
●タネは必ず冷蔵庫で1時間以上ねかせます。
●破けないように薄く焼く。
●ハトムギ粉100%でもよい。
A,ハトムギを常食すると肌に潤いが出てきて、シミ、ソバカスも取れ、肌がきれいになります。
食べるハトムギは、粉末でも粒でもいいのですが、1日に10~30gを目安にして下さい。
Q、ハトムギご飯にすると子供はいやがりませんか?
A、ハトムギは白米に比べ、食物繊維の含有量が非常に多く、ビタミン、ミネラル成分もたっぷり含まれています。味のついたチャーハンなど違和感なく食べることができます。
Q、ハトムギはイボも取れると言われていますが本当でしょうか?
A、ハトムギはイボとりの妙薬として有名です。実際身近な人で試してみると、ハトムギを食べ始めてだいたい2週間くらいで、イボが無くなっていくようです。皮膚の表面にできたイボが取れるのなら、体の中にできたイボのような癌にも効果があるだろうということで、薬理試験をしてみると、やはり腫瘍抑制作用が確認されました。
Q、妊娠中なのですが食べてもいいのでしょうか?
A、ハトムギには、ガンや悪性腫瘍を抑える働きがあると言いましたが、同時に体の中にできた異常な組織の発達を抑えるという事から、流産しやすい体質の人は、出産してから食べるようにして下さい。
Q、便秘にもいいでしょうか?
A、便秘になると、体の中の老廃物や有害物質が体内に停滞する時間が長くなり、様々な悪影響をもたらします。腸内壁を破壊する悪玉菌が異常発生したり、有害物質が吸収され、アトピーなどアレルギー症状が発生しやすくなります。また最近、肉食に偏った食生活をしている日本人に大腸ガンが多発している原因に、食物繊維の摂取量の減少があげられています。ハトムギは白米や小麦に比べ食物繊維の含有が高いので便秘にも有効です。
Q、アトピー性皮膚炎なので、食べてみようと思いますが?
A、アトピー性皮膚炎の子供に「水イボ」ができたので治療としてハトムギエキスを飲ませたら、水イボは取れ、アトピー性皮膚炎も治ったという実例があります。ハトムギの成分にアトピー性皮膚炎の治療に役立つものがあるようです。
Q、ハトムギは栄養のバランスがよいと聞きますが?
A、ハトムギの主な成分は、米や麦と同様糖質ですが、たんぱく質や脂質は米や麦よりも多く、とりわけたんぱく質のアミノ酸組成がすぐれています。ハトムギだけで身体に必要な栄養素を、すべてまかなう事はできませんが、ハトムギは栄養バランスが良く穀物の王様といえます。
Q、ハトムギとヨクイニンの関係は?
A、ハトムギはじゅず玉とよく似たイネ科の1年草の種子で、このハトムギの殻を取り去った白い麦のような部分をヨクイニンといいます。ヨクイニンは昔から漢方生薬の一つとして、様々な漢方薬に配合されています。ハトムギとヨクイニンは違うものだと思ってる人がいますが、実はこのように切っても切れない関係なのです。
Q、ハトムギ酵素を飲むとつるつる肌になったと聞きましたが?
A、ハトムギは、充分からだや肌によいと理解されたと思います。その上に果実酵素が加わることで、角質の新陳代謝がよくなりお肌によい影響をおよぼすと考えられます。
それいゆ株式会社
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FAX 0742-62-4730
ホームページ http://www.e-hatomugi.com/
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